2016年2月22日月曜日

裏無いの小部屋


裏無いの小部屋  吉川 陽一郎 作

会期 2016年3月13日(日)-27日(日)
時間 13時ー20時 会期中無休



私の位置に置き換わって、
私の作品を鑑賞していただくための
装置のようなものを作りました。
それは私がトイレに入って便器に腰かけた時のポジションです。

是非、お一人づつ、
裏無いの小部屋で、私に成り代わって、
私の作品を鑑賞してください。
お待ちしています。


吉川 陽一郎




*会期中の火曜日以外は作家本人が在廊し、対話も含めた鑑賞をしていただけます。

*会期中イベント
【朗読室】
場所・路地と人
日時・3月20日
時間・18:00~20:00(途中入退場自由)
入室料・500円(肴付)
ゲスト・吉川陽一郎


*吉川 陽一郎
1955年 鹿児島県生まれ
1980年 多摩美術大学彫刻学科卒業
(写真は引込線 2015より)


2016年2月16日火曜日

朗読室 〜[a:]からはじめる〜  2



「諳んずる(そらんずる)」





ことばを覚える

ことばを使う

子どもが
実際にことばを使いはじめるまでの
手順の多さに本当に驚く

ことばを聴く
真似をする
ことばに意味があることを知る
確かめる

まだまだ書ききれない
とても細やかな一連の経過を
ひとりひとりが
誰に教わるのでもなく
喜びを持って獲得していく

そこに
とてつもない飛躍があることを
彼らの顔や姿から伺い知ることができる

大人になってからの
ことばを覚えることは
また違うかもしれないけれど

ことばを覚えて
そのことばを
本当に知ったり使えるまでには
同じように
手順や経験や時間が必要な気がした

その経過の中に
「諳んずる(そらんずる)」
を入れてみる

ことばを覚える

ことばを思い出す

思い出されたことば
覚えられたことばと
目で追うことばとは
何か違いはあるのだろうか


**


現在制作中の
冊子[a:]
と連動する形で新しく朗読室がはじまりました。

[a:]編集長の佐々木智子さんをアドバイザーとしてお招きし
冊子の中で扱われるキーワードに焦点をあて
実際に身体から考えて見ます。

第二回目は
「諳んずる(そらんずる)」
ということにふれてみようと思います。

既にソラで言えることば
今から暗唱してみたいことば
カンペを使いつつ気分だけでも構いません。
それを聴くだけでも大丈夫です。

是非お越しください。

お待ちしております。


日時:2月25日(木)

時間:18:00~21:00

入室料:500円(肴付)

場所:路地と人

*途中入退場自由

(企画協力 [a:]編集長 佐々木智子)



※冊子[a:]
冊子[a:]第1号では、生活環境や芸術といったジャンルを問わずに、「ことば」について考えます。形のないコトバ、表れとしてのことばについて考え実験する試みです。
冊子名の[a:]は発音記号からきている。


※佐々木智子
青森県生。
2013年まで、Yotsuya Art Studiumに在籍。
在籍中の課題を通して、平面・絵本の制作を始める。
現在、平面・絵本・詩の制作。